てがろぐで別の絵のメイキングでも載せるかーと思っていたのですが、
なんか長くなりそうなので、こっちでやることにしました。
しかも、絵が違うっていうオマケつきです。どうして……!?
(てがろぐの絵の方はてがろぐでメイキングしていくかな……)
人の役に立つもんではないでしょうが、こんな感じでやってんだねえとエンタメとして面白がったり「こいつ手際わるw」とでも思っていただければ。
ペン入れをしていくぜ
なんとなく顔(内部)から始めました。
顔が決まってたらだいたい他の部分は雑でもなんとかなる。


顔の次は髪の毛とか輪郭をざっくりと入れていきます。
視線が集まるところ(第一印象部分)をまずやる。

あれって思ったら3Dを使う
なんか左肩が出すぎ(シルエット的に大きすぎ)じゃね?と思ったので
クリスタの3D人形を出してきてチェック。
泉澄の体型に合わせてカスタマイズしたものです。

実際ラフに比べると奥の肩部分が見えすぎだったので色々調整しました。
でも3D人形と違うところもたくさんあります。
見栄え重視。

線画だけの状態がこんな感じ。

鼻の沼にはまっていく
気になっちゃったんすよねぇ……鼻の位置がよォ……ってわけで、
鼻と口をここからめちゃくちゃにいじるタイムが始まります。

一回髪レイヤーを非表示にして坊主にしてバランスも見ます。
坊主おもしれえな。
私は手癖で鼻梁を高めに描くんですけど、それがハマるときもあり、
全然ダメなときもあり……今回は後者。
どうみてもバランスが悪いのがわかりますね。

完全に迷走してるので、色々描いてます。

毎回こんなに鼻に悩んでんの!?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
そんなことはありません。
というのも、今私が描いている泉澄(いずみ)という男は「誰がどうみてもイケメンである」と、
「うみねこのなく頃に」の赤文字で宣言されるレベルなのです。
だもんで、それを表現せないかん!と、一回沼るとめんどくさいキャラなんですよね。
なんでそんな設定にしたんだよ……というと、
せっかくマンガを描くなら自分に何か課題を与えようと思って、わざと描きづらい造形にしたという経緯があります。

3D頭部まで持ってきてなんとかしています。
この頭部も自分用にカスタマイズしていますが、サイズ感全然あってなくて草

なんで泉澄の顔がめんどくさい(描きづらい)かというと、
「ある程度鼻梁の高さを維持しつつもきれいなラインを出さねばならない」と、自分の中の強迫観念があるんですよね。
この時は本当に行き詰まってて、いろんな女性向けのイラストとか見てます。
(パクリ先を探すとも言う)
途中、「これ副島さんの絵からパクればいけるんじゃね!?」と、P5の公式サイトとアニメサイトを見て取り入れてみましたが、自分で描いてみると「鼻の先端が低いな……」という結論になり、ボツにしました。
これは完全に絵柄と好みの話になるんですが、私は鼻は上向きにとがっててほしいんですよね。
芸能人で言うと、菅田将暉さんの鼻はマジで良いな~!!って思って見てます。
この↓絵は、もうちょっと目を小さくしたら今どきの女性向けになるのかな~と思って
実験してみたもの。

でも私はでっかい目の方が好きなのでボツなんですけども。
仮にこの目の大きさでいくとしても、色々調整が必要ですね。
今どきの女性向けのバランスはこれでも目が大きいのかもしれませんが……。
うるせーしらねー!

なんとなくこのくらいで落ち着けそうかな、という落とし所を見つけました。
ここまでに30回くらいリテイクしてます。
本当に鼻口はハマると辛い……。
解剖学をガチガチにやったら抜けたりするのかなあ?
こんなことをやりながら絵を描いてます。
でも明日になったら「なんでこれでいいって思ったんや」って思うんやろな……。
↓つづき