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【SSA 02】
嘘をつくな、なんて言ったことはない。
だって、嘘なんて誰だって、多かれ少なかれついている。ちょっとしたミスを隠したかったり、恥ずかしいから黙ってたり。それに「私には嘘をつかないで」なんて、重いって思われそうだったから。
多分、彩花は私が「私には嘘をつかないで」って頼んだら、素直に頷いてくれると思う。ちょっと危なっかしいと思うくらい純粋だから。だから、そうしなかった。なんとなく、彼女を縛ってしまう気がしたから。
でも、そうしたほうがよかったのかな。
#SSA
嘘をつくな、なんて言ったことはない。
だって、嘘なんて誰だって、多かれ少なかれついている。ちょっとしたミスを隠したかったり、恥ずかしいから黙ってたり。それに「私には嘘をつかないで」なんて、重いって思われそうだったから。
多分、彩花は私が「私には嘘をつかないで」って頼んだら、素直に頷いてくれると思う。ちょっと危なっかしいと思うくらい純粋だから。だから、そうしなかった。なんとなく、彼女を縛ってしまう気がしたから。
でも、そうしたほうがよかったのかな。
#SSA
【SSA 01】
「あ、おかえり~」
ドアを開けた22時半。疲れ果てた私を迎えてくれたのは、愛しい恋人の声だった。乱暴にパンプスを脱ぎ、少しだけふらつきながら廊下を通り、リビングへと到達する。
無意識に部屋の中を一瞥する。いつもと変わらない、二人で暮らす部屋。私が唯一、心を解放できる場所。
「優希、ご飯食べた~?作っておいたよ!」
彼女の言葉に温かさを感じる。と、同時に、疑問が口をついて出ていた。
「彩花はご飯どうしたの?」
私の問いかけに、彩花は「今日は私も残業だったから、外で食べてきたんだ。あ、でも、ちゃんと愛情込めてご飯は作ったからね!」と、ダリアのような華やかな微笑みを添えて、私に返した。
「そっか、いつもありがとね」
私は、彩花に笑顔を向ける。彼女は嬉しそうに頷いて「今温めるから、着替えてきてね!」と促した。
……でも、知っている。今日、貴方、仕事が休みだって。
#SSA
「あ、おかえり~」
ドアを開けた22時半。疲れ果てた私を迎えてくれたのは、愛しい恋人の声だった。乱暴にパンプスを脱ぎ、少しだけふらつきながら廊下を通り、リビングへと到達する。
無意識に部屋の中を一瞥する。いつもと変わらない、二人で暮らす部屋。私が唯一、心を解放できる場所。
「優希、ご飯食べた~?作っておいたよ!」
彼女の言葉に温かさを感じる。と、同時に、疑問が口をついて出ていた。
「彩花はご飯どうしたの?」
私の問いかけに、彩花は「今日は私も残業だったから、外で食べてきたんだ。あ、でも、ちゃんと愛情込めてご飯は作ったからね!」と、ダリアのような華やかな微笑みを添えて、私に返した。
「そっか、いつもありがとね」
私は、彩花に笑顔を向ける。彼女は嬉しそうに頷いて「今温めるから、着替えてきてね!」と促した。
……でも、知っている。今日、貴方、仕事が休みだって。
#SSA
そういえばここにも書けばいいじゃん!ってことでFantia更新しました!
(無料プラン以上の方が閲覧可)
ちょっと早いハロウィンらくがき、一応R18
https://fantia.jp/posts/3057470
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おきもち(特定の誰か/何か宛ではない。言うなら自分へのお気持ち)
私は創作を自分の価値を上げるものとして使っていることはまあわかっていて、でもそんな自分も嫌だった。もともと絵は好きで描いてたし、中学の頃はちょっとだけ小説も書いて、「将来小説家になるんだ~!」って思ってた時もあった。可愛い。でもマンガ家に挫折したから、っていう理由はちょっと小説家に失礼ではないか?
仮に私が今後、創作でめっちゃくちゃ社会的に「成功」と呼ばれるものを掴んだとしても、それがなくなってしまったら、結局自分の価値は創作に依存しているから、「どうしてなんだ!」「また成功しなければ」と一生しんどい思いをすることになってしまう。
結局、自分は自分への無価値感を創作、そしてそれに付随する刺激(評価など)で補償しようとしていた、埋めようとしていたっていう事実。それだと、自分はずっと満たされないままだと思う。
絵の勉強をするのも自分の価値を上げるため。極端な話すべてがそうと言ってもええんちゃうかな。
今非課税5000兆円がぽんと手元にあらわれて「これはあなたのものですよ」と言われた時、自分は絵を描くことは辞めないと思う。創作はずっとしていたい。けど、「絵の世界でもっと伸びたい!」って思うか?って言われたら正直わからない。
それは、自分の価値が「絵で何かしら~」から「5000兆円持ってる人」にすり替わっただけ。
結局、自分の価値は外側に委ねてしまっている。
仮にお金も全然なくて、絵で何も評価とかも全くもらえない、ゴミでクズで価値なんかないって他人に言われたりする。そんな自分に対しても、「確かにゴミでクズで社会的な何かもなくて、ほんと終わってるけど、でも価値がないわけじゃないよ」ってちゃんと自分に言えるようになりたい。
あ、でも普通に非課税5000兆円はほしい。畳む
私は創作を自分の価値を上げるものとして使っていることはまあわかっていて、でもそんな自分も嫌だった。もともと絵は好きで描いてたし、中学の頃はちょっとだけ小説も書いて、「将来小説家になるんだ~!」って思ってた時もあった。可愛い。でもマンガ家に挫折したから、っていう理由はちょっと小説家に失礼ではないか?
仮に私が今後、創作でめっちゃくちゃ社会的に「成功」と呼ばれるものを掴んだとしても、それがなくなってしまったら、結局自分の価値は創作に依存しているから、「どうしてなんだ!」「また成功しなければ」と一生しんどい思いをすることになってしまう。
結局、自分は自分への無価値感を創作、そしてそれに付随する刺激(評価など)で補償しようとしていた、埋めようとしていたっていう事実。それだと、自分はずっと満たされないままだと思う。
絵の勉強をするのも自分の価値を上げるため。極端な話すべてがそうと言ってもええんちゃうかな。
今非課税5000兆円がぽんと手元にあらわれて「これはあなたのものですよ」と言われた時、自分は絵を描くことは辞めないと思う。創作はずっとしていたい。けど、「絵の世界でもっと伸びたい!」って思うか?って言われたら正直わからない。
それは、自分の価値が「絵で何かしら~」から「5000兆円持ってる人」にすり替わっただけ。
結局、自分の価値は外側に委ねてしまっている。
仮にお金も全然なくて、絵で何も評価とかも全くもらえない、ゴミでクズで価値なんかないって他人に言われたりする。そんな自分に対しても、「確かにゴミでクズで社会的な何かもなくて、ほんと終わってるけど、でも価値がないわけじゃないよ」ってちゃんと自分に言えるようになりたい。
あ、でも普通に非課税5000兆円はほしい。畳む