これまでの記事では、自分がどんな感じで考えているのかをベースに書いてきました。


今回は、ご質問の中にもあった「参考にした書籍やサイト」をご紹介します!
前置きはいらねえ!
紹介している書籍はアフィリエイトが含まれています!
アフィいや~!って方はお手数ですがタイトル等で検索してください😭
参考書籍
本読むの好きなので結構ざーっと買って「はえ~なるほど」するのが好きなのですが、
その中でも特にオススメしたい、役に立った!な本です。
塗りテクとかそんなんじゃなくて、「色・デザイン」関連のセレクトです。
キャラの魅力を最大限に引き出す! マンガキャラ配色の教科書
どのような「色」を使えば、そのキャラクターの個性が出るのか?という、
造形ではなく色からキャラクターや世界を構築していくためのヒントをいただける一冊。
色が持つ印象はもちろん、色と色の組み合わせで「こんなタイプのキャラクターを演出できるよ」というテンプレートが豊富に用意されていて、「◯◯なキャラ作りたいけど、配色どうしようかなあ…」と悩んだ時に大いに参考に出来るかと。
また、1枚絵イラストとともにカラーパレットがきちんと掲示されていて、
「こんな雰囲気の絵を描くにはこういう色を入れればいいのか」と、とってもわかりやすいです。
色の印象を学びつつ、「ここにこの色入れたいなぁ」とか考えながら
1枚絵を見たりしています。
自分があんまり使わない色で彩られたキレイなイラストを見ると、ついパクりたくなりますね!
「キャラクター」のデザイン&描き方 カラフルポップで魅せるイラスト技巧
ぎゃんかわ~~~!!!なくるみつ先生のイラストテクニック本です。
色の使い方!フォルムの可愛さ!何をとっても可愛いぜ…。
私が「こんな風に色使いたい!」という先の先を行っているのがくるみつ先生。
本当に目がチカチカするような色の組み合わせでもなんともスタイリッシュで可愛いんじゃ~~!!!
イラストテクニック本としては、初心者というよりも多少は描ける方向け。
シルエットからキャラクターの形を取ったり、アルファベットでポージングを考えたり…と、
「動き」をベースにしたキャラクターポーズの考え方、
要素から考えるキャラクターデザインなど、「キャラクターの作り方」が丁寧に解説されています。
1枚絵をレベルアップさせたい方や、可愛いキャラクターイラストを描きたい方にも
オススメできる内容になっているのではないでしょうか!
ただ、「キャラクターデザイン」に重きを置かれている書籍なので、塗や背景といった要素は結構バッサリカットされていますのでご注意を。
先生の色使いは私の目標です。
こんな風に色を自在に操れたらさぞかし気持ちええんやろうな~!!!
それにしても描かれてる子たちがみんな可愛いでしかなく、幸せな気持ちでページをめくりまくれます。目の保養です。マジオススメ!!
可愛くしてください!ふわっとしたデザインリクエストに応える本
デザイン本やないかい!と思われたかもしれません。
でも、配色ってデザインなんですよ。デザインが根本なんですよ!!(しらんけど)
この本は「可愛い+◯◯」を主なテーマとして、
クライアントから言われた「ふんわりとしたイメージ」を言語化・デザイン化していく本です。
ガーリーならこのへんの色、こういったフォントがいいよ~、と教えてくれるので、
「こんな雰囲気の画面にしたい」と思った時にドンピシャで参考になります。
使用しているカラーや配色の比率もしっかり書かれているので、
同じ色で印象を変える…なんてアレンジもできてマジ便利。
私はバナーや本のデザインもするので、そっち方面でもめっちゃくちゃ役立ってます!
作例もとっても可愛いし、「こういった配置だと色味がよく見えるな」とか、
「この色とこの色の組み合わせええやん」とか、新たな発見が沢山あります。
(それはこの本に限ったものではないですが、一番私好みの作例が多かった本です)
デザインの基本の「き」部分はあまりなく、具体的な作例が沢山あるので、
「可愛いデザイン一覧をちょっと見てみたいんやけど」って方に特にオススメです。
本のタイトル通り、ペルソナが女性と想定されるデザインが多いですが、
企業用やエコなど、「可愛い」以外の作例もきちんと入ってます。
デザイン見本市としても楽しい一冊。
失敗しないカラーリング 知っておくと役立つ色のあれこれ
こちらもデザイン本ですが、デザイン(配置)よりも「カラーリング」に重きをおいた本。
なので、基礎知識も色に関するもののみで、
デザインそのものの解説(要素の集合とか)はありません。
実例もデザイン(配置・タイポなど)よりは配色に重きを置いていて、
「こういった印象にはこういったカラーの組み合わせをするのもアリだよ」と
複数の案を書籍内で提示してくれています。
しかもそれが例えば「ファンタジー×ミステリー」みたいに、
イメージ単語で組み合わせてくれているのが本当にありがたい!
「こういったイメージで打ち出したい…。それを色で表現するには?」と
疑問に思った時、この本が絶対に参考になるはずです!
他の本に比べて、かなりニュアンス的というか「◯◯っぽい」という単語から
カラーパレットを明記してくれていて、直感的に使えます。
しかもその作例が複数あるのも◯!
例えば「女子っぽい」でも、
ゆめかわ系女子、大人女子、ビビッド女子など、
雰囲気が違うものを並べてくれていて、イメージしやすく参考になります。
カラーパレット的にみるのもよし、デザインの先輩としての発想を見るもよし、な一冊です。
とりあえず、素人っぽく見えないデザインのコツを教えてください!
この本はデザイン全般の本で、色に触れているのもチャプターのひとつ、という感じ。
なので、これまでご紹介してきた本に比べると「色」に関して得られる知識量は少なめかも。
とはいえ、今後何かしらデザインをしてみたいっていう方には入門書としてピッタリだと思います。Canvaとかでちょっと作る時にも役立つんじゃないかなと(あそこはテンプレ充実してますけど)。
デザイン要素の基本や、フォントや字間など、
「これから同人誌の装丁とかやりたい!」って方は持ってて損なしだと思います。マジに。
色に関しては「その色が持つイメージ」を簡単に解説したあと、
1色・2色・3色、4色…と、色数に沿ったデザインの作例・提案があり、これが個人的に優秀!
3色を使う場合の色比率(よくあるアレ)や、色の選び方やカラーチャートも。
4色はトーンごとに複数の作例があり、これがまためっちゃくちゃ参考になるんです。
その他「あしらい」や「イラストの使い方」など、作例も見ていて楽しいし、
自分がバナーを作る時の参考にもなりまくりなアイデアがわかりやすく、見やすく、そしてコンパクトにまとまっている、色以外の部分でも個人的にかなり強くオススメしたい本!
今回ご紹介するにあたって、改めて読み直してみたんですけどめちゃくちゃいい本です。
勉強のためにデザイン本は色々持っているのですが、「なんか自分のデザインいまいちなんだよな…パッとさせたいな」って思っている方にはこれを勧めます。
度肝を抜くような斬新なデザインはこの本にはありません。
が、「私たちがよく目にする可愛い・素敵なデザイン」が多いです。
よく目にするということは、それだけ受け入れられているデザインとも言えます。
突出したものではなくとも「あ、これ可愛い」「これ素敵」と思ってもらえるような「素人っぽくないデザイン」を作るのに本当に最適だと思います。
参考サイト
WEBサイトに関しては、全てカラーパレットサイトです。
サイトを見てるだけで楽しいし発見がある…いいもの…。
Color Magic
「キーワード」を入力すると、その単語に合わせてAIがカラーパレットを生成してくれるという面白いツール。

思ったのと違う!っていうのが出てくると、自分の価値観ってちっさいものなんだなあと思えます(そこ?)
AIの価値観を探しに、たまに遊ぶんですが、無料会員だと1日数回しかジェネレートできないのが悲しいところ。仕方ないけどね!
この私の生成履歴、夏っぽい色が欲しかったようです。
単語での生成なので「で」と「の」で変化があるのか見てたり、ちょっと頭おかしいことしてますね。

Huemint
こちらもAIを利用したカラーパレット生成ツール。
Webサイトやブランドロゴにも利用できるようなサイトの作りになっていて、
今後個人サイトを作りたい…が、どんな色をメインにしよう!?なんてときにも役立ちそう。

使用するカラーは一部だけロックすることも出来るし、
色数も増やしたり減らしたり出来るので、自分好みの組み合わせが見つけやすいかと思います!
あといちいち作例がおしゃれなのでそれだけでいい。
Palettemaker.com
個人的にイチオシかもしれない。
何がいいって、パレットカラーを使った作例の多さがいいんですよ。
特にタイポやWebデザインだけにとどまらず、イラスト作例が多い!

単色イラストとかちょっと描きたいときあるじゃないですか。
そんな時にこの色使ったらどないなるかなーって視覚的な予想ができるんですよ!
絵描きとしてはありがたいです。すき。

WEBサイトプレビュー特化なら、こっちもオススメ。
どちらにしろ配色の面白さがわかる!

Colors
ランダム(一部カラーロック可)に合うカラーを出してくれるツール。
全部の色をランダムにするのもいいんですけど、
個人的には「この色を使いたい、じゃあこれに合う色はなんだ?」を探す時に便利です。

私はこのサイトの配色をこれにお手伝いしてもらったような気がする…。
メインのピンクとグリーンをロックしてめっちゃくちゃ探してた記憶があるようなないような。
こんなトンチキな色2色をロックされた状態で、さぞかしこのサイトも困ったと思います。

その他参考
その他の参考っていっても、ほぼ一言「観察」で終わる内容には
なっちゃってるんですが…。
宝塚歌劇団の衣装
私宝塚好きなんです!よく見てます。
宝塚は色々すごいけど、中でも衣装が(も!)すごいんですよ。
豪華っていう意味でもすごいけど、デザイン的にもすごい。
舞台衣装って派手で、中には「こんな色の組み合わせつこてるんかい!」ってのもあるんですが、でも成立している。
その「成り立たせるバランス力」のセンスが素晴らしくて、
「これいい!」と思った衣装があると、「なぜそれをいいと思うのか?」を探しながら観察します。
でも、マジで「なんでこの色にしたん??」としか思えないような衣装もあります。(個人の感想です!)
書影・パッケージ
デザインが詰まっている!配色が詰まっている!!
私はカラーヒントはイラストよりもデザインからもらうことが多いので、
シーモアとかで、書影だけをざーーーーーーっと見続けることがあります。
書影っておもろいですよね、ジャンルがそれだけでわかる。
なので書影パロみたいな連続イラストを描こうと思ってラフまで描いたのに、
まだ全然手をつけられていません。描きたいな。
色っていうよりデザインやないかい!
になってしまった気がします。
が、私が色について学んだのって、他の方のイラストも確かにそうなんですけど、
色の落とし込みに強力に役立ってくれたのはデザインだったんですよね。
料理は科学が真理と思っている私にとって、イラストはデザインなのかもしれません。
まあ、イラストだってね、顔の中身の比率とか、頭身とか、身体のバランスとかそういうのって結局デザインじゃないですか(暴論)。
論理の上に成り立ってるもの。
あとは「磨く」ことは常に意識しています。
私の友人で、美容師をしている方がいるんです。
以前は海外に飛んでショーのためのヘアスタイリングをして…と、バリバリ前線でやっていて。
私よりもよっぽど「センス」とか「才能」とかそういう場所にリアルに立っていた方。
その方が「センスっていうのは生まれつきも多少はあるかもしれないけど、磨いていかなければいけないもの。センスがないっていうのは言い訳で、それは磨いていないだけ」と言っていて、めっちゃくちゃ感動したんですよね。
じゃあ、私もセンスを磨く努力をすれば「センスいいですね」って言われる人間になれるんだ!って思ったんですよ。色々センスないからw
「センスは磨くもの」を金言として、
テレビの右上とかに出るテロップと背景の組み合わせまでも意識して見てます。
化粧品のパッケージとかも。もう全部色は取り込んでやる!っていうメンタリティを持ってます。
でも無理して見てなくて、自然に見てます。目に入っちゃうというか。
そんとき「可愛い組み合わせやな~」って思って終わることがほとんどです、が、どこか頭に残ってたらいいなっていうくらいで。
まあそんな感じで、全くもって参考になるのかならないのかわからないシリーズでしたが、
今回の本とサイトはガチ参考になると思いますので、ぜひとも色で遊んでみてくださーい!
いい色の組み合わせとかあれば教えてくださーい!パクります!