私は最近月曜日にSNSでイラストを1枚載せる「らふまろぐらむ」を継続しています。
(サイトでは毎月末~翌月頭にまとめて1ヶ月分を掲載)
9月15日に投稿予定だったイラスト、めっちゃイキってたのに全然ダメだった自分が面白かったのでその過程をまとめました。
はじまりのラフ

これがFantiaにイキって載せたラフです。(Fantiaの記事はどなたでも見られます)
なんかいい感じに見えるじゃんねぇ~…
迷走の過程
ここからが楽しくなる!迷走の過程!
いうて毎回色々弄ってはいますが、こんだけ迷走したのは本当に久々です。胸が熱くなります。
全体的に塗りを入れた結果

…なんかボケすぎてない…???
暗くない…?これさあ…なんかイケてないよ…顔も可愛くないしさ…ってなってます。
そもそもラフの時には入れてなかった逆光(青い光)入れたんですよね。
これは一応考えがあって、手前に映っている月がそこなら、後ろにある可能性を考慮した逆光なのと、
雰囲気をちょっと怖くしたかったからです。
手前の草をなんとかしようとする

手前の草の色が馴染みすぎ&ボケすぎててちょっとなあ…ってことで、ボケ感を薄くし、少し葉っぱの細部の描き込みを行いました。
でもなんか、なんかなんだよね~色が似すぎてるんだよね~~って思いますね。
空気遠近+顔パーツの調整

もっと光があったほうが明暗差ができるのでは?と思い、キャラと背景の間に光を入れて、遠近感を出しました。
ついでに目が妙にでかいかもしれないと思って調整しましたが、まだずーっと納得行ってないです。
あと、背景にもうちょっと書き込みや怖さがあったほうがいいかもと思って、色々素材をぺたぺたしてます。
草の色もちょっと変化させてますね。明度差を出したいのだろう。頑張っている。
草を消去+第二光源(左上の月)の設置

草をリストラしました。
リストラした時点でもうラフとは結構変わっちゃってて、そういう意味ではもうお手上げ、失敗作ではあります。
そして今更すぎるのですが、そもそもこの絵がなんで逆光にしてるかって、右下の湖面に月が映っている=後ろに光源があるっていう話だったはずなので、後ろからの光源を設置しました。
今思えば、こんだけ手前が光ってるんだから、顔は明るくていいんだよな…。
画像サイズを変更する

これまでの横幅だと、たるみがあるように感じたのでトリミングしました。
これだけでもキャラに注目が行きやすくなったんじゃないかなと思います。
普段トリミングはあんまりしないので、個人的には思い切った行動でしたが、今思うとやってよかったなと思うので、今後もサイズに固執せずにいらん部分はどんどん切っていこうと思えた出来事でした。
今見返すとトリミングせんでもよかったかなとも思うな(優柔不断)
ここからでも入れる保険があるんですか?

ここから入れる保険が必要になりました。これまでの保険はすべて消えてしまったので…。
もう本当に「この絵はどうしてもダメだ失敗だ」っていうところまで考えてました。
もうダメならネタとしてブログに書いて昇華するか…って感じで、「どうしよっかなあ~~~~」って言葉しか出てなかった記憶があります。
保険なんてなかった
入れる保険がなかったので、全面的に見直しました。
ここまでとはちょっと印象が変わったかなと思います。
色々工事した

両腕も結構削ってますし、顔もほぼ描き直しました。
逆光もいれつつ…はそのままにしたかったので、影の色を青系から馴染みがいい灰色系にしました。
あと後ろの月をもうちょっと強くしたり、手前の草の色を濃くしてます。
髪の毛の明暗差とか、身体の周りの波の雰囲気など、自分の中でうーんと思ったものはなるだけ描き直しました。
もう正直別の絵描きたかったけど、悔しかったから出来上がりが50点になっても描くしかねえ…っていう気持ち。
少しずつ微調整

今見直しても左上の月がでっかくなったくらいしかわかんないです(しかも一部ぼかしきれてない)
月の調整した

左上の月の描写をもう少しテクスチャ入れたのと、全体的な光量の調整をしています。
あわせて右下の湖面の反射を抑えたり、背景の明暗差調整をしてますね。
最終結果

最後はもうちょっと光の当たり方を意識した手入れをしておしまいです!
ラフの時は「これイケてるや~ん」って感じだったのが紆余曲折してこんな難産になるとは思いませんでした…。
ガチで入れる保険がなくてもう死ぬしかないんか状態でしたが、なんとかまだマシな状況に持っていけたいい経験になりました。
照明に意識を取られすぎて、いろんな要素が散ってしまったことが反省点で、
ここはちゃんと出すとこと引くとこの計算が出来てないな~と未熟さを痛感しました…。
こんなイキって絵を描いているような人間でも、クソみたいな失敗は日夜してるんだよ!ということで、
現在絵を描いていらっしゃる方の励ましになれば幸いです。